- パワーグリップってどうやって使うの?
- パワーグリップって必要なの?
- パワーグリップを使うとどんなメリットがあるの?
どうも、ジムエモンです。
今回はパワーグリップの使い方についてのお話です。
【パワーグリップってこんなアイテムです ↓ 】
パワーグリップは比較的ポピュラーなアイテムなので、すでにお持ちの方も多いと思います。
しかし、パワーグリップを100%使いこなせている方は少ないのではないでしょうか?
過去の僕も「パワーグリップを買ったものの、使いこなせていないな…」という悩みを持っていましたが使いこなせるようになってからは身体がみるみる成長していきました ↓
本記事では
- パワーグリップの必要性
- パワーグリップの使い方(具体例あり)
- あえて語るパワーグリップのデメリット
について詳しく解説していきます。
パワーグリップの使い方で悩んでいる方は、このまま読み進めてくださいね^^
目次
パワーグリップってなんで必要なん?
そもそも、なぜパワーグリップが必要なのかを知っておきましょう。
背中のトレーニングの質が高まる
背中のトレーニングの “1番の敵” って『握力』ですよね。
というのも、背中のトレーニングを素手で行なうと背中より握力がさきにバテてしまうからです。
たとえば、背中のトレーニングで「ベントオーバーロー」というトレーニングがあります↓
こういった重たい重量でできてしまう種目を”素手” でやると握力がもたないんですよね。
そして、無理して素手のまま筋トレを続けていると、『背中を鍛えたいのに前腕ばかりに効く』なんてことが起こっちゃいます。
パワーグリップを使うと、握力を気にせず背中にバッチリ効くようになるため、必要なんです。

重りのスリップを防ぐ
ダンベルやバーベルを持っていて「なんだか滑るな…」と感じた経験はないでしょうか?
特に、手に汗をかきやすい人・握力が弱い人に多いですよね。
言うまでもなく、トレーニング中に重りをスリップしてしまうと危険です。
たとえばデッドリフト。
このようにスリップしたとして、足などに直撃しちゃう大けがですね。
怪我しちゃうと、トレーニングの中断によって筋トレができなくなってしまうので、誰もが避けたいところです。
まぁ、スリップすることなんて滅多にないですが、リスク管理としてパワーグリップは使用するという事も、パワーグリップが必要である理由の一つです。

手のひらの痛みを和らげる
筋トレしてると「なにこれ、手のひら痛ぇ」って時ありますよね。
その原因は下記のとおり。
①ザラザラ過ぎるダンベルを握った時
②ショルダープレスなどで手のひらの1点に重りが乗るとき
④手のひらの豆が擦れるとき
当たり前ですが、痛いとトレーニングどころじゃない訳です。
不必要な痛みに耐えることなくトレーニングができる、というのもパワーグリップが必要である理由となりますね。
パワーグリップの使い方(4パターン)【基本編】
パワーグリップの必要性を理解したところで、ここからパワーグリップの基本的な使い方について解説していきます。
【応用編】については次章で解説していきますね。

パターン1 : ダンベルに巻く使い方
応用できるトレーニング例
- ワンハンドロウ
- ダンベルベントオーバーロウ
- ダンベルシュラッグ
パターン2 : バーベルに巻く使い方
応用できるトレーニング例
- ベントオーバーロー
- アップライトロウ
- デッドリフト
パターン3 ; 懸垂バーに巻く使い方
懸垂はラバーを巻きつけず、手とバーの間に挟んで使うパターンもあります。
自分のやりやすい方で行なってください!
パターン4 : 特殊な使い方
意外と知らない方も多いかもしれませんが、『レッグエクステンション』などでも使えます。
レッグエクステンションってお尻が浮きやすいんですね。
そして、おしりが浮いてしまうと負荷が抜けやすいのです。
それを防ぐためにはバーをまあまあ強めに握らないとダメなのですが、素手でやると意外と握力を使っちゃいます。
パワーグリップには滑り止め効果があるため、使用することによって握力がほぼ必要なくなります。
その結果、手に気を取られることなくレッグエクステンションに集中できるようになるんですね。
パワーグリップの使い方【応用編】
ここからはパワーグリップの使い方【応用編】です。
【基本編】をもとに、パワーグリップを応用できる種目を紹介しながら解説していきます。

パワーグリップ+ロー種目
②スリップ防止
→その結果、狙った部位をトレーニングできる
懸垂
懸垂は “小指側に力をかける” と広背筋を使いやすいんですね。
しかし、素手でやると握ることに必死になり、意識しにくいです。
パワーグリップをつかうと、握る力を助けてくれるので、小指側を意識して行えますよ。
ラットプルダウン
懸垂と同様。
ワンハンドロウ
パワーグリップをダンベルに巻いて使うのですが、重たくなるほど握力も消耗します。
パワーグリップがあれば、握力はほぼ必要ありません。
シーテッドロウ
こちらも重たくなると握力の消耗が激しいです。
パワーグリップは必須。
アップライトロウ
アップライトロウって「肘から挙げる」ことが大切なのですが、この感覚をなかなか掴めない人があります。
なぜなら、持っているバーベルを持ち上げようとするからです。
矛盾しているかもですが、肘から挙げるためには “バーベルを持っていることを忘れる” ということが大切です。
パワーグリップで握力を補助してあげると、持っているバーベルを気にせず肘を挙げやすくなります。
デッドリフト
デッドリフトは200kgくらいまでならパワーグリップを使用できます。
ただ、高頻度でデッドリフトを行なうとラバー部分が伸びてきてしまうため、
そういった方はリストストラップの使用をおすすめします。
パワーグリップ+プレス種目
②スリップを防ぐ
→その結果、トレーニングに集中できる
ベンチプレス
ぶっちゃけ、あまりベンチプレスで使う人はいないです。
しかし、「手のひらが痛い」という人は”バー” と “手” の間にラバーを挟んで使用すると痛みが軽減します。
バーベルショルダープレス
バーベルプレスはね、ベンチプレスより手首を立てて行なうので、けっこう手のひら痛くなるんですよね。
これも同様にラバーを挟んであげると、痛みが軽減します。
パワーグリップ+脚トレ
→握力を気にせずトレーニングできる
ランジ(ダンベル)
ランジって地面に足を着くときの振動で、よりダンベルを持っている手に負荷がかかるんですよね〜。
足を追い込みたいのに、手が先にバテてしまう。
なんてことを起こさないためには、パワーグリップが便利です。
ブルガリアンスクワット(ダンベル)
ランジと同様。
パワーグリップのサイズに気をつけろ!
ここまでパワーグリップの使い方を解説してきましたが、使い方以外にも大切のは「パワーグリップのサイズ」です。
パワーグリップのサイズを間違えると、使用中にズレたりして 「握りたいところで握れない…」なんてことが起こってしまいます…
というわけで、この章では自分に合ったパワーグリップのサイズを選べるように、手首の測定方法を解説しました。
パワーグリップ購入前におこなうべき【手首の測定方法】

手首のサイズの測り方
不安な方は3~4回ほど測ってみて、その ‘‘平均値‘‘ を取ると失敗しないですよ。
ちなみに今回、度々でてくるパワーグリップはゴールドジム パワーグリッププロです。
このパワーグリップを3年ほど使っていますが、ちぎれたりヘタッたりする事なく使用できています。
興味のある方は、下記のリンクから探してみてください。
あえて語ろうパワーグリップのデメリット!
ここまでパワーグリップの良いところばかり書いてきたので、ここで “デメリット” も紹介しておこうかと思います。
頼りすぎると前腕が育たない
さっきから「握力が〜」などと書いてきましたが、握力に関係する筋肉って「前腕」なんですね。
この前腕への負担をへらすという上で、パワーグリップは効果的なのですが、裏を返すと「前腕への刺激が弱くなる」とも言えますよね。
なので、パワーグリップ頼りのトレーニングでは前腕への刺激が弱くなるため、育ちにくくなります。
「前腕を大きくしたい!」という方は、
①あえてパワーグリップを使わない日をつくる
②個別で前腕のトレーニングを行なう
などの対策をとることをおすすめします。
シンプルに手が汚れる
ラバーを部分が手に当たるため、手が黒くなります。
この黒ずみを取るには、まあまあしっかり目に洗わないといけません。

パワーグリップの洗濯はやっとけ!
ボクの経験上、そんなに洗わなくてもそんなに臭くなったりはしないですが、やはり洗わないと不潔です。
なので、この章ではパワーグリップの洗い方について解説しておきます。
洗い方といっても簡単なので、ぜひお持ちの方はやってみてください。
①バケツに水をためる
②洗剤を入れる
③手で洗う
毎回洗うのも面倒なので、2週に1回くらいは洗ってあげると良いのではないでしょうか。
まとめ
パワーグリップの使い方はこれですべて理解されたかと思います。
最後に伝えたいことは、ぼくはトレーナーとして今まで色んなマッチョと出会ってきましたが、
『パワーグリップ持ってる確率100%』だったということです。
もし、あなたが筋肉をつけたいのであればマッチョにならってパワーグリップを使うべきではないでしょうか?
1度買えば5年、下手すれば10年はもちますし背中の筋肉もめちゃくちゃ成長します。
筋トレを極めたい方は、使ってみてください!
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